伊藤秀史 (ITOH Hideshi)
略歴 | 学歴 | 職歴 | 客員・非常勤 | 受賞 | 招待講演 | 奨学金・研究助成 | 学会活動ほか | 学会・セミナー報告 | 日本語出版物
略歴
1982年一橋大学商学部卒.1988年スタンフォード大学ビジネス・スクール博士課程修了 (Ph.D.).京都大学経済学部助教授,大阪大学社会経済研究所助教授,一橋大学大学院商学研究科教授を経て,2017年より現職.その間,カリフォルニア大学サンディエゴ校,スタンフォード大学,コロンビア大学,ミュンヘン大学経済研究センターなどで客員教員・研究員を歴任.プリンシパルと複数エージェント間の協力とインセンティブ設計に関する業績,行動経済学からの知見をエージェンシー理論に導入した業績などで国際的に知られ,学術雑誌に多数引用されている.日本経済学会中原賞受賞 (2003年).法と経済学会理事.日本経済学会会長 (2022.5.28-2023.5.27)
主要業績(日本語著書):『組織の経済学』有斐閣,2019年 (共著),『ひたすら読むエコノミクス』有斐閣,2012年,『契約の経済理論』有斐閣,2003年.
学歴
- 1982年03月 一橋大学 商学部卒業
- 1984年03月 一橋大学 大学院商学研究科修士課程修了 (商学修士,1984年3月28日)
- 1988年06月 米国スタンフォード大学 ビジネス・スクール博士課程修了 (Ph.D.,1988年6月12日)
職歴
- 1988年04月~1996 年03月 京都大学 経済学部 助教授
- 1996年04月~2000 年03月 大阪大学 社会経済研究所 助教授
- 2000年04月~2017年03月 一橋大学 大学院商学研究科 教授
- 2017年04月~現在 早稲田大学 商学学術院 経営管理研究科 教授
- 2023年04月 一橋大学名誉教授
兼務・客員・非常勤
- 1988年09月~1990年07月 カリフォルニア大学サンディエゴ校 国際関係・環太平洋研究大学院 客員助教授
- 1993年04月~1993年08月 スタンフォード大学 経済学部客員准教授
- 1998年01月~1998年12月 コロンビア大学 経済学部 客員准教授
- 2001年04月~2003年03月 経済産業研究所 (RIETI) ファカルティフェロー
- 2004年03~06月 ミュンヘン大学 経済研究センター (CES) 客員研究員
- 2004年08月 ニューサウスウェールズ大学 経済学部 客員教授
- 2004年09月~ CESifo Research Network Fellow
- 2006年03月~2008年09月 日本学術会議 第1次連携会員
- 2013年07月~2016年03月 経済産業研究所 (RIETI) ファカルティフェロー
- 2023年04月~現在 神戸大学経済経営研究所 リーサーチフェロー
受賞
- 2003年 日本経済学会・中原賞 (JEA-Nakahara Prize)
- 1993年:第8回労働問題リサーチセンター沖永賞 (『査定・昇進・賃金決定』)
招待講演
- 2022.10.15-16 日本経済学会秋季大会@慶應義塾大学,会長講演
- 2021.12.10 2021 Organisational Economics Workshop in Oz
- 2010.10.16 Symposium in honor of Oliver E. Williamson: Defining the agenda for the next decade of research on economic governance at Gakushuin University
- 2008.09.26 Lectures on Relational Contracting, sponsored by Center for Institution and Behavior Studies, RCHSS, Academia Sinica
- 2003.10.12-13 日本経済学会秋季大会@明治大学,中原賞講演
- 2001.10.07-08 日本経済学会秋季大会@一橋大学,招待講演
- 1993.08.27-29 Invited speaker, Eighth Annual Congress of the European Economic Association at University of Helsinki, Finland
奨学金・研究助成 (代表者のみ)
- 野村財団社会科学助成,国際交流助成研究者の招聘 (Trond Olsen, 2019年度上期)
- 科学研究費補助金基盤研究(A)「契約と組織の先端的経済分析」(2018~2022年度)
- 科学研究費補助金基盤研究(A)「契約と組織の経済学」(2013~2017年度)
- Hitotsubashi Invited Fellow Program (Wouter Dessein, 2008年度)
- 科学研究費補助金基盤研究(B)「契約と組織の経済理論」(2007~2008年度)
- 一橋大学著名外国人研究者等招聘助成 (Robert Gibbons, 2007年度)
- 日本学術振興会二国間交流事業共同研究 (2004年度)
- 科学研究費補助金基盤研究(C)「多面的に動機づけられる選好に拡張された意思決定と組織設計の経済分析」(2001~2002年度)
- 野村基金研究プロジェクト助成「契約理論アプローチによる企業・産業組織および公共政策に関する比較分析」(2001年度)
- 米国社会科学研究評議会・米国学術団体評議会・国際交流基金日米センター安倍フェローシップ ``A Comparative Institutional Analysis of Delegation of Authority and Boundaries of the Firm in Japan and the US'' (1998年度)
- 村田学術振興財団研究助成「日本企業の分社化に関する理論的・実証的研究」(1994年度)
- 全国銀行学術研究振興財団学術研究助成「日本の企業システム」(1994年度)
- 科学研究費補助金奨励研究 (1993,1994,1995年度)
- 日本学術振興会国際研究集会派遣研究員 (1993,2005年度)
- 野村基金国際交流研究者海外派遣助成 (1991年度,1997年度)
- 日本経済研究センター研究奨励金 (1989年度,1996年度)
- 村田海外留学奨学会 (1984~1986年)
学会活動ほか
編集委員等
- The B.E. Journals in Economic Analysis & Policy EDITORIAL BOARD:2006年~2011年
- Japan and the World Economy ASSOCIATE EDITOR:2005年~2012年
- 一橋ビジネスレビュー 編集委員:2000~2007年
- International Economic Review ASSOCIATE EDITOR:1997~2000 年
- Journal of Economics and Management Strategy COEDITOR:1996~1997 年
- Journal of the Japanese and International Economies ASSOCIATE EDITOR:1993~2002年,CO-EDITOR:2002~2020年
メンバー
日本経済学会 (理事,2005.4.1~2008.3.31,2021.5.16~2023.5.27;副会長,2021.5.16~2022.5.28;会長,2022.5.28~2023.5.27),東京経済研究センター (TCER) (国際活動担当理事,2007~2009年度) , 法と経済学会 (理事,2003年度~現在), American Economic Association, Econometric Society, European Economic Association, Society for Institutional & Organizational Economics (SIOE)
レフェリー
American Economic Journal: Microeconomics, American Economic Review, Econometrica, European Economic Review, Games and Economic Behavior, International Economic Review, International Journal of Industrial Organization, Japanese Economic Review, Journal of Economic Behavior and Organization, Journal of Economics and Management Strategy, Journal of Industrial Economics, Journal of Labor Economics, Journal of Law, Economics, and Organization, Journal of Political Economy, Journal of the Japanese and International Economies, Rand Journal of Economics, Review of Economic Studies, Scandinavian Journal of Economics, Theoretical Economics, 『ビジネス・レビュー』 『組織科学』 『日本労働研究雑誌』
オーガナイザー,プログラム委員
- Symposium Organizer, 2019 (17th) Annual Meeting of Japan Law and Economics Association, Komazawa University, July 13-14, 2019
- Program Committee, 21st Annual Conference of the Society for Institutional Organizational Economics (SIOE2017)
- Program Committee, 2016 Asian Meeting of the Econometric Society (AMES2016)
- Program Committee, Far East and South Asia Meeting of the Econometric Society, Tokyo, August 3-5, 2009
- 日本経済学会 2008年度春季大会 (東北大学) プログラム委員
- Organizer, NBER-TCER-CEPR 20th Annual Trio Conference, ``Organizational Innovation and Firm Performance'', Hitotsubashi University, Tokyo, December 15-16, 2006
- 21世紀COEプログラム「知識・企業・イノベーションのダイナミクス」 (研究拠点:一橋大学大学院商学研究科) 事業担当者
- 日本経済学会 2002年度秋季大会 (広島大学) プログラム委員
- Program Committee, World Congress of the Econometric Society in the year 2000 (Seattle)
- 理論・計量経済学会1994年度大会 (南山大学) プログラム委員
- 東京経済研究センター (TCER) 1993,1994年度コンファレンス「日本の企業システム」責任者
Former Students in Academia (incomplete)
- 大学院博士後期課程 (副指導等を含む):Kangsik Choi | Kojun Hamada | Shingo Ishiguro | DongJoon Lee | Yusuke Mori | Fumitoshi Moriya | Kimiyuki Morita | Takeshi Nishimura | Yoichiro Nishimura
- 大学院博士前期課程 (副指導等を含む):Yasushi Asako | Cheng Chen | Kohei Daido | Yoichi Hizen | Shintaro Miura | Hiroyuki Nakata | Hayoung Shin
- 学部ゼミ (副ゼミを含む):Undral Byambadalai | Kazumi Hori | Akifumi Ishihara | Hayato Kato | Tomoharu Mori | Yusuke Mori | Atsuo Utaka | Naoki Watanabe | Shu Watanabe | Takuro Yamashita
その他
- 2016年ノーベル経済学賞2人の重要な業績 東洋経済ONLINE2016年10月24日
- 「革新的な「組み合わせ」を創り続けた先駆者,青木昌彦を悼む」日経ビジネスONLINE2015年7月22日
- 「エコノ探偵団 スマホ時代,オフィスの役割は」日本経済新聞2014年10月28日付朝刊
- 「ノーベル経済学賞にティロール氏 銀行・通信 競争政策に影響」日本経済新聞2014年10月14日付夕刊3面
- 「前号を読んで 理論は大切な舞台裏である」DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー2014年11月号,p.144
- 「新しい経済の教科書2014 社内の理不尽な取引も経済学で説明できる!」日経ビジネスonline,2014年4月22日.
- 「私のこの一冊 トーマス・シェリング『紛争の戦略――ゲーム理論のエッセンス』」 一橋ビジネスレビュー2011秋,59巻2号,p.166
- ``特集/学問への招待 商学部生への経済学のススメ (改訂版)'' 2009年10月2日
- ``新入生へのメッセージ'' 『H&I~大学生活のガイドブック』所収,2009年度新入生歓迎委員会発行,2009年3月1日
- 「『デスノート』に学ぶ相手の一歩先を読む戦略」GQ JAPAN, August 2006, No.39, pp.96-97
- 「研究室訪問」Hitotsubashi Quarterly (HQ). 冬号 January 2005 Vol.6, pp.42-43 pdf
- 「ひと 契約理論に新たな光」『経済セミナー』 No.586,2003年11月号8ページ
- 「産学連携、出遅れた京大――関西21C戦略・人づくりに託す」日本経済新聞2001年11月7日
- 「中古車業界に見る 今年のノーベル経済学賞 レモンの原理」日経産業新聞2001年10月31日
- ``子供と住むならマンハッタン'' 『財団法人 村田海外留学奨学会 30周年記念誌』2000年10月,p.41